犬のようなしぐさをする芸達者なブタ

沖縄県名護市屋我地島の運天原に、後ろ脚で顔を掻くミニブタがいるそうだ。短い脚は残念ながら顔まで届かないことが多いが、一緒に育った犬の真似をしているようで、専門家も「珍しい」と驚いているという。
「会話ができる犬」もいて、芸達者な動物が集まっているそうだ。
ミニブタは雌の「ぶー子」で1歳くらい。買主の島袋久美子さんが「(餌はもう)ないよ」と言うと、背中を向けてとぼとぼと歩き、「かゆいかゆい」とばかりに顔を掻くしぐさをするという。
できることは他にもいろいろあり、「待て」で伏せるそうだ。島袋さんが10まで数えるのを相づちを打ちながら聞き、終わってから餌を食べるという。ビールが大好物で、缶を開ける音がすると飛んでくるという。島袋さんは「もっと小さい頃は後ろ脚だけで5歩くらい歩くことができた」と証言する。
ミニブタを飼育しているネオパークオキナワの土井晃飼育係長は「ブタはかなり賢い動物で、犬ができる芸は全部できるとされている」と話す。顔を掻くしぐさは見たことがないといい、「だって届かないから意味がないですよね。自分を犬だと思っているのかもしれない」と笑う。
一緒に変われているのは雌犬の「クロ」。島袋さんが「おはよー」と声をかけると似た音程で声を出すそうだ。「昔々、あるところに、おじいさんと、おばあさんが、いました」という長文も、区切りながら言うと付いてくるという。島袋さんは「昔は『津軽海峡冬景色』も歌いよったけどね。『あーああー』と裏声を出して」と話す。
島袋家には他にも猫が7匹ほど、ポニーが1頭、ウサギが1匹。猫はミニブタと添い寝もするそうだ。猫と一緒にいても子分が猫だとは思わなかったのだろうか?にぎやかで沖縄らしい、ほのぼのした様子がうかがえる。